みなさんおはようございます、こんにちは、こんばんは、旅好き女子よっちゃんです☆
今回は失敗談の第2弾にしました。
第1弾では、飛行機乗り遅れ事件についてご紹介しましたが、今回の失敗談は書きながら
「ちょっとヘビー……」と思って1人でどよ~んとなってしまいました。笑。
みなさんも、こちらを読んでぜひ、私のような失敗をしないように楽しい旅をしてくださいね~☆
おまけでは、私が旅先で会ったヨウコさんをご紹介したいと思います。
私はヨウコさんを神様だと思っています。
本当にステキな方ですので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね~。
1.こんな失敗をしてきました(その2)
旅先で詐欺に遭う
こちらはよっちゃん初めての海外ひとり旅で起こりました。
初めてのひとり旅はインドネシアのバリです。
一緒に行くはずだった友達がドタキャンになったため、1人で行くことに。
その時は「外国に一人で行くなんてダメーー‼」
と両親に反対されていたんですが、たまたま別の友達が、ほぼ同じ日程でバリに行くとのことだったので、
「向こうで合流するから」と言って行けることになりました。
夜にバリに到着して、予約していたホテルで眠り次の朝…。
友達と合流する15時まで、1人でウキウキ散歩をしようと出かけた時です。
「せっかくバリに来たんだから海を見なきゃ!」とホテルを出てテクテク海までの道を歩いている途中に、ニコと名乗るおっさんに出会いました。
1)仲良くなる
2)ビーチバレーを見に連れてってもらう
3)おうちに行ってランチを振る舞ってもらう
4)そしたらニコは偽物ディーラーだと言う
5)負かしたい嫌な奴がいるから手伝ってほしいと言われる
6)もぐもぐランチを食べてたらよれよれのおじいちゃんが札束を持ってくる
7)いつの間にか偽カードゲームをすることになり…
本当に知らない間にカードゲームしてました。すみません。
ルール全くわかってなかったけどニコの合図にしたがってゲームしてたら勝ちました。が、
「最後の札は週明けの銀行がオープンしてから開けよう」と言われ、
二人のカードが入った封筒を箱に入れて、私が逃げないためのギャランティーだとカバンの中のお金をありったけ取られて、
「月曜になったらこの番号にかけろ」とメモを渡されて、車でホテル近くのよくわからない場所に降ろされました。
何がなんだかわからないままでしたが、当時の私はこのめちゃくちゃ怪しいニコというおっさんを心から信じていました。
合流した友達に「それ詐欺やって‼」と2万回くらい言われましたが
「え?違うよ~、ニコめっちゃいい人やもん。」と3万回くらい返していました。
おバカですね~。
今考えたらバリでは本当によくある詐欺なんですが。
そしてお金がないから友達にちょっと借りて、めっちゃ安い宿にうつり、食パンとジャムを買って食べてました。
2日目の昼には食パンはカビてましたが、カビの部分を取って食べてました。
おバカですね~。
結局もう電話はつながらず、二度とニコに会うことはできませんでした。
それでも私はニコを信じていて、
「うちが行かないとニコがあのよれよれに怒られちゃうんじゃないか」とずっと心配していました。
お金がないからどこにも行けず、ヒマだから読んでた日本語のフリーペーパーに、「カードゲーム詐欺の被害者続出‼」という内容を読んで、
「ふ~ん、こんな人がいるんだ。………これ私だ‼」
とようやく気付いたおバカな20歳のよっちゃんでした。
その時ですら、「そっか、ニコもグルなのか。じゃあよれよれに怒られずにすむな~よかった。」
と思ったことを覚えています。
まだ携帯電話もwifiもなかった時代でした。
日本の実家に、日本に帰ったら空港まで迎えに来てほしいと国際電話をしなければいけませんでした。
空港で電話をかけるお店に行って、本当に一言だけ
「ごめん、帰ったら説明するから明日空港まで迎えに来て~!」と伝えて30秒くらいで電話を切ったのに、持っているルピアが足りませんでした。
「どうしたらえぇんやーーー!!」
と真っ青になりましたが、たまたま財布に入っていた100円玉を渡したら、お姉さんが「OK」と言ってくれました。
…助かった~‼
結局、私はインドネシアからシンガポール経由で日本に帰るまで、所持金200円で過ごしました。
今思うと超こわい‼ 笑。
帰国してからも、その友達にもうめっちゃ怒られて、ぎくしゃくした関係になって疎遠になってしまいました。
こうして初めてのひとり旅は苦い思い出になってしまいました。
2.こうやって乗り越えてきました(その2)
人の失敗談を聞く
きっと旅の最中だけでなく、失敗をした時って、めちゃくちゃ自分のことを責めてしまいますよね。
「どうしてあんなバカなことをしたんだ!」とか、
「なんで気づかなかったんだ!」とか、誰よりも責めるのは自分だったりします。
そうやって落ち込んでいるときは、私は人の失敗談を聞いたり思い出したりします。
世の中って成功談にあふれているけど、その何倍も失敗談があるんですよね。
旅行中に会った人は、空港の国際線と国内線を間違えて乗り遅れたって言ってましたし、私の知り合いは同じ旅で2回も置き引きに遭ったそうです。
けっこうみんな失敗しています。
そして、そういう話をする時ってなぜかめっちゃ盛り上がるんですよ~!
不幸自慢大会みたいになって、どっちがかわいそうか勝負しちゃったりします。
そしたらなんか、「そっか、みんな失敗してるんだな~。」
って、ふっと心が軽くなるんです。
そしてそんな失敗ばっかりの自分が可愛く思えたりします。
そう思えたらもう、80%は乗り越えてると思いませんか?
おまけ ヨウコさんの話
ヨウコさんにはタイのマッサージスクールで会いました。
私たちはちょうど1か月、スクールで一緒に学びました。
当時ヨウコさんは52歳で、腰に巻いたウェストポーチに全財産を入れてタイに来たという強者でした。
ある日、カフェでお茶している時にヨウコさんがこんな話をしてくれました。
ヨウコさんと同じお宿に泊まっている女の子が、近所のカフェに、なんと10万円を入れた紙袋を忘れてきてしまったらしいのです。
タイで10万円は相当な金額です‼
彼女は普段、お金を入れたストッキングをおなかに巻いていたそうです。
でもその時は、本屋さんで本を買ってカフェに行き、トイレに行った時に外して袋に入れてから、またおなかに巻くのを忘れてトイレを出てしまったようなんです。
急いでカフェに戻りましたが、もちろん見つかりませんでした。
彼女も初めての海外旅行だったそうで、それはそれは落ち込んでずっと泣きっぱなしだったようです。
そこでヨウコさんは、彼女にバンッと5万円を渡し、
「バンコクにいたら嫌なこと思い出しちゃうからチェンマイでも行っておいで!」
と送り出したんだよね~と言ってました。
か、かっこいい~‼
なかなか5万円をパッと出してあげる器の人っていないですよね。
なんて男前な人なんだと思って、よっちゃんはそれからしばらくヨウコさんのことを神様と呼んでました。
そのおかげで女の子はチェンマイでめちゃめちゃ楽しい時間を過ごせたそうです。
感謝してもしきれない、帰国したらすぐお金を返すからと言って、ニコニコ帰ったと教えてくれました。
「私がバリで詐欺に遭ったときに、もしヨウコさんがいてくれたらな…」
と思いました。
もちろん自分が悪いんですが、ひどい思い出しかないバリ旅行が、ヨウコさんがいたらまた違った思い出になったかもしれないと思ったからです。
それから私は、海外旅行先で困っている人がいたら、私がヨウコさんになってあげようと思うようになりました。
人との出会いは宝物です。
みなさん、旅での出会いは人生を変えてくれるものかもしれませんよ☆
最後に
今回はちょっとしんみりした話になってしまいました。すみません。
失敗って、その時は本当にいや~な気分になっちゃうけど、後になって振り返ってみると、懐かしいと同時に
「あの時の自分っておバカだったな~」
と、自分をかわいく思える気持ちが沸いてくるんですよね。
この感じ、わかりますか?
だから成功と同じくらい、失敗って必要なのかもしれません。
何度でも言います!みなさん、
「旅の恥は掻き捨て」
ですよ~‼
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。では、また☆
[…] 外旅行の失敗談を聞いてください【第2弾】 […]