「一生に一度は行きたい絶景」や「まるで天国のような景色」など、今やとっても有名なウユニ塩湖。ですが実際に行くとなると高山病が心配ではありませんか?
「高山病って、聞いたことあるけどどんな症状なの?」
「ならないように対策が知りたい!」
というみなさんのために、今回はこんな内容の記事にしようと思います。
1.高地ではこんな症状が出ます
2.バッチリ対策をしてウユニに臨みましょう
これを読めば、高山病がどんな感じかわかって、出発する前に日本で準備することもわかりますよ‼
心置きなくウユニの絶景を満喫してくださいね☆
みなさんおはようございます、こんにちは、こんばんは、旅好き女子よっちゃんです。
「ウユニ塩湖・旅行」で調べたりしていると、「高山病」の3文字が出てきたりしますよね。高山病ってなったらどうなるの?行ったら自分も高山病になっちゃうの?!と心配になってしまいませんか?私も高地に行く前はなんかちょっと不安でソワソワしていたのを覚えています。
ボリビアに住んでいたので何度もラパスには行きましたが、ありがたいことに高山病にはなりませんでした。でも旅行でペルーのクスコに行ったときに軽い高山病になりました。
なので、「こうなったよ~」という体験と、「こうすればいいと思うよ~」という対策をお伝えして、みなさんの楽しいウユニ旅行のお手伝いができたらいいなと思っています☆
おまけではよっちゃんのような乾燥肌さんにオススメの肌ケア法をお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
では、さっそくまいりましょう!
1.高地ではこんな症状が出ます
1-1.みんな高山病になるの?
先ほども少しふれましたが、高地に行ったからといって、いつも高山病になるとはかぎらないようです。実際に私も、何度もラパスに行ってならなかったのにクスコに行って軽い高山病になりました。
いつもなる人もいるみたいですが、「前回なったから次も絶対になる!」と心配する必要はなさそうですよ。対策でもお伝えしますが、その時の体調によってなったりならなかったりするみたいです。
ちなみにクスコで私は乗り物酔いをして、そこから高山病になりました。「気持ちわりぃ~‼でもこれなんか、ただの乗り物酔いじゃないっぽーい‼」となって、その日はホテルのベッドで1日中動けなかったことを覚えています。
せっかく旅行に行って、しかも一緒に行った人たちは楽しそうにワイワイご飯を食べに行ってるのに自分だけおとなしくしておかないといけないなんて…
そりゃ「高山病のバカヤロー‼」と山にむかって叫びたくなりますよね☆
1-2.高山病はこんな症状です
では、高山病になるとどんな症状なのかお伝えしますね。
✔ひどい頭痛
✔息切れ
✔吐き気
✔眠りが浅い
✔倦怠感
だいたいの人がこういう感じだと思います。
※高山病は重症になると本当に死の危険があります。倒れて昏睡状態になり救急車で運ばれるということにもなりかねない病気なので、「自分は大丈夫だろ~」と思って安易に考えないようにお気をつけくださいね。(おどかしてごめんなさい。)
頭痛と息切れは定番の症状です。飛行機がラパスやウユニに到着して、扉が開いた瞬間から頭が痛くなったり息がしにくくて呼吸困難になったりということもよく聞きます。私もいつも「やっぱり空気薄いんだな~」とまず感じるポイントが飛行機を降りる時です。
初めてラパスに着いた日、重いバックパックを背負ってホテルの2階に階段で登ったときは、死ぬかと思いました。「時差ボケになるから眠らないほうがいいよ」と教えてもらっていましたが、もちろん気づいたら爆睡した後でした。笑
吐き気や倦怠感が出たら、まず休みましょう。というか、動けませんよね。
重症でなければ、1~2日ゆっくり過ごすと落ち着いてきます。1週間ほどすれば慣れるそうです。いや、旅行だと1週間もじっとしてられないから!ってなりますけどね。
1-3.高山病じゃなくても高地ではこんな感じです
そしてみなさんにお伝えしたいのが、高山病じゃなくても高地にいるとだいたいこうだよ、という点です。
✔眠りが浅い
✔夜中に何度もトイレに起きる
✔膨満感
✔食欲不振
✔乾燥で鼻血が出る
✔眼が痛い
✔おなかの調子を崩しやすい
怖いですよね~、これが日常だと。
空気が薄いので心拍数とかもあがりますが、とにかく眠りが浅くて夜中に何度も起きます。トイレに行くのは、高山病対策でお水をたくさん飲んでいるせいでもあります。
膨満感も慣れるまではずっとありました。そして高地の人々は、お昼にたくさん食べて夜はあまり食べません。高地では夜にたくさん食べると寝ている間に消化不良をおこしやすいからだそうです。
なのでお昼ご飯(スペイン語でアルムエルソです。)はすごい量ですが、夜は軽くパンを食べたり、エンパナーダと言われる軽食だけですませたりします。
もちろんおなかの調子も崩しやすいです。これは登竜門だそうです。笑。
そして高地はとにかく乾燥しています。なので汗とかかかないんですが、お肌がカッピカピになります。私はもともと乾燥肌なんですが、スーパーで特大のボディークリームを買わないといけない程でした。
しかも乾燥しすぎてて、朝起きて鼻をかんだらいつも血が出てました。こわい‼
眼が痛いのも乾燥してドライアイになっているからという理由もありますが、眼圧があがる?さがる?せいで痛むということもありました。よっちゃんのボリビアのお友達は、「眼圧が弱いから高地に行ってはいけない」と眼科医に言われたそうですよ。そんなこともあるんですね~。
なんか、書いてても高地ってあんまり住みやすい場所じゃない気が…。笑。
もちろん、慣れると体も軽く感じるしサラッとしていていいと言う人もいます。高地に長く住んでいる人が低いところに行くと、逆に体が重いし、空気が濃くて息がしにくいと感じることもあるみたいです。それぞれですね~世界は広い☆
2.バッチリ対策をしてウユニに臨みましょう
2-1.日本での対策
まずは計画の段階で、つめすぎないようにしましょう。
いつもはアクティブな旅行を好む方でも、高地に着いて最初の日と2日目くらいは、ゆっくり街の散策とかお土産物を見てまわるくらいにしておいた方がいいと思います。
ウユニ塩湖で会った日本人に聞いたら、ラパスに着いてすぐにまたウユニ行きの飛行機に乗ったとおっしゃってました。それはハードスケジュールです~‼
とりあえずさっさとウユニに行って、それから休めばいいかと考えていたそうです。う~ん、そういう考えもアリなのか~と思いつつ、やっぱりゆったりめの旅程をオススメします。
だって、ウユニに着いて元気だったら「やっぱりツアー行っちゃお☆」って気になりますよね。高山病は無理すると次の日に出ちゃうんです…。
お気持ちはすんごくわかるんですが、あんまり長いお休みが取れないからって無茶しちゃダメ、絶対‼ですよ~。
ラパスからバスで移動するという手もあります。10時間くらいかかるので、ゆっくり高度を上げて移動できるからです。安いし。
でも個人的にはバスはバスで疲れるし、峠越える時はビックリするほど寒いし、それならホテルでぬくぬく眠って、次の日に飛行機で1時間でピューっと飛んだ方がいいんじゃないかな~と思っています。
長距離バスは南米にはとっても多くて(というかメインの交通機関です)、いい経験にはなると思いますが、これから体力とられる高地に行くという時にはオススメはしません。あしからず。
そして、気になる方は病院で「ダイアモックス」を処方してもらってください。だいたい高地に行く2~3日前から飲み始める高山病予防のお薬です。聞くところによると、飲んだからと言って絶対に高山病にならないわけでもないみたいなんですが…ないよりはいいですよね☆
2-2.行ってからの対策
こちらは日本での旅行計画にもよりますが、やっぱり体が慣れるまではゆっくりしてください。
温かいコカ茶を飲むとか、走らないとかジャンプしないとか。
ラパスは坂も多いから、ゆっくりゆっくり歩くようにしてください。
ついてすぐは、お酒は飲まないほうがいいようです。
夜は食事を控えめにして、水分をたくさん取ってください。
眠れなくても気にしないでください。
おなかの調子が悪くてもあまり気にしないでください。私は友達に薬局へ連れて行ってもらって、FLORESTOR(フロレストール)という整腸剤?を買って飲んでいました。
そして、「高地ではだいたい体調は悪くなるものなんだ」と思って、ドーンとかまえていてください。
旅先で体調が悪くなっちゃうと、とても心配になると思いますが、心配するとさらに心拍数とかあがっちゃいそうですし、数日して落ち着く前にパニックになっちゃいそうですからね。
せっかくウユニに行ったのに、ウユニを見れないまま帰国しちゃうという人もいらっしゃるので、やっぱり対策はしっかりして、最高の景色を見に行ってくださいね☆
2-3.なったら?!
何度も言いますが、いつも高山病にならないからと言って、次もならないとは限りません。なったらどうするの?!ということもお伝えしておきたいと思います。
✔酸素を吸う
✔ソローチピルを飲む
✔コカ茶を飲む
✔安静にする
※ここでは重症の方の対処法は書いていません。ウユニで観光客が倒れたと言って、急きょラパスからウユニに向かう日本人ガイドさんを見たことがありますが、私自身は重症の方にお会いしたことがないので対処の仕方がわからないからです。申し訳ありません。
ひどい症状でなければ上記の方法でかなり改善されると思います。
まずは泊まっているホテルの人に酸素ボンベをもらって吸いましょう。高地のホテルならたぶん酸素ボンベを備えていると思います。チェックインの時に聞いてみてもいいですね。前回の記事にも載せましたが、
「Hay oxígeno?」(アイ オキシヘノ? 酸素ある?)
で質問できます。
山登りなら下山をするのだと思いますが、どこに行っても高地なので、酸素を吸って、とにかく水分を取って安静にすることが大切だと思います。ゆっくり呼吸して、ゆっくり歩いて、ゆっくり動く。
「とにかくゆっくり‼」これを合言葉に乗り越えましょう☆
おまけ お肌ケアこうしていました…
数日なら大丈夫かもしれませんが…日本の化粧水では本当に足りません‼
塗ってもカピカピでした。
なので私は現地でクリームを買いました。その名もNIVEA☆(ちなみにcuidadoクイダードという敏感肌用です。)
いつも思うんですが、海外ってあんまり化粧水を売ってないような気がします。ボリビアに住んでいる間、最後の方は化粧水を作っていました。精製水とグリセリンだったかな?を買って。
そして顔だけではなく脚とかもめちゃめちゃ乾燥して、ほったらかした畑か?!みたいになっていたので、そちらもクリームをベタベタに塗っていました。
もちろんリップも塗りまくりです。リップもNIVEAです。何本なくなったかわからないくらいお世話になりました。ありがとうございます☆
なので乾燥肌さんは日本から持って行く場合、「超保湿」のものがいいかもしれません。
最後に…
世界有数の景色を見に行くためには、こんな努力もしなければいけないのか…と思った方もいらっしゃるかもしれません。すみません。
でも、それだけ努力したからこそ、やっぱりウユニ塩湖の景色を見たら、「あぁ、苦労して来た甲斐があった!」と感動するんじゃないかなと思っています。
この記事を読んで、「じゃあ行くのやめた!」と思わないでくださいね!「一生に一度は見たい絶景」は本当ですよ!
みなさんにも、この感動をぜひ経験していただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました‼では、また☆